サンジョヴェーゼの最高傑作

サンジョヴェーゼの最高傑作「ペルカルロ」と、 トスカーナ産メルローの最高峰の一つ「リコルマ」の成功により、現在ではキャンティ・クラシコ地区の最も名高いワイナリーとしての揺るぎない地位を築いているサン・ジュースト・ア・レンテンナーノ。

カンティーナの名前はエトルニアに由来する名前で、キャンティ・クラシコ地区のアルビア河上流を見渡す土地です。醸造所は、中世のシトー派修道院として使用されていました。1204年には、条約がシエナとの境界として確立した後、フィレンツェ人によって改築が行われましたが、古代の要塞の一部だけがまだ残っていて、巨大な壁と地下の金庫は、現在でもワインの熟成セラーとして使用されています。サン・ジュスト・ア・レンテナーノの醸造所は、1914年に結婚を通じてマルティーニ・ディ・シガラ家が所有になりました。1957年にはエンリコ・マルティーニ・ディ・シガラへ、1992年には後世の9人の子供たちに受け継がれ、現在に至っています。

ワインアドヴォケイトやガンベロロッソなど軒並み高い評価を獲得し、ワインスペクテーター2019においては、2016ヴィンテージのキャンティ・クラシコが３位に入るなどの快挙も成し遂げました。

栽培と醸造

農地の敷地は160haで、そのうちブドウ畑は31ha、オリーブ畑が11ha、40haは森林で、残りの78haは耕作地、牧草地、放牧地となっています。土壌は多様で、70％以上が砂を含む凝灰岩質、砂質ローム、粘土質砂質、アルカリ性、石灰質です。平均標高は約270mで、昼と夜の気温差が大きく、収穫期でも気温が中程度から高いことが多いという微気候が特徴です。

ブドウ畑はすべて、恵まれた立地と日当たりを誇っています。作業は今でも主に手作業で、細心の注意を払って行われています。ワインには全て自社所有のブドウ畑で収穫されたブドウのみを使用。7月/8月に房を間引き、その年の状況に応じて自然収穫量の30～50％を削減することで、1株あたりの収穫量を抑えています。

ワイナリーはエリザベッタ、フランチェスコ、ルカによって運営されており、1999年からエノロゴのアッティリオ・パーリ、2007年からアグロノモのルッジェーロ・マッツィッリがコンサルタントとして協力しています。協力者の中で、特に重要な役割を担っているのは、ワイナリー担当のロジータ・アニキーニ、農場担当のイシドーロ・ゼリアルとミルコ・マリオッティーニです。2023年からは、アンドレア・バッチェッリがアグロノモおよびエノロゴとして協力しています。