テヌータ・ディ・カルレオーネTenuta di Carleone![]() 世界に衝撃を与えたサンジョヴェーゼイタリア、トスカーナのワイナリー「リエチネ」で1991年から2016年まで醸造を手掛け、ビオディナミの導入やプロットごとの醸造など、リエチネのワインに革新をもたらした醸造家「ショーン・オキャラハン」。リエチネを去り、2017年にテヌータ・ディ・カルレオーネからリリースされた彼のオリジナルブランド「イル・グエルチオ」は、「イタリア」「サンジョヴェーゼ」という概念を突き破り、世界に衝撃を与えました。 ショーン・オキャラハンの「イル・グエルチオ」の歩み![]() テヌータ・ディ・カルレオーネは2012年、オーストリア出身の二人の兄妹が始めたラッダの小さなカンティーナです。もともと8.5haのブドウ畑から25000本のワインと、5haのオリーブの畑からオリーブオイルをつくっていましたが、彼らがワインづくりのアドバイスを請うたのがショーン・オキャラハンでした。2014年のカルレオーネのワインは実質的にショーンによってつくられたといっても過言ではないほどショーン色の強い特徴的なワインでした。リエチネを退いた2016年の秋以降、ショーンとカルレオーネの関係性はさらに密になります。そして2017年秋、ショーンは正式にカルレオーネのディレクター/醸造長として招き入れられることになり、ここから彼のオリジナル・ブランド「イル・グエルチオ」を継続してリリースすることになったのです。 サンジョヴェーゼから透かし見るブルゴーニュへの憧憬これまでボルドー・マナーのキアンティ・クラッシコにあって、ブルゴーニュに指向性をもつカルレオーネは異端な存在とされていました。しかしそれはエレガントなサンジョヴェーゼをつくる生産者が「殆ど」いなかったというだけのこと。サンジョヴェーゼに新たな息吹を吹き込み、毎年独自の表現を続けています。今では「買いたくても買えない!」そんな声も聞こえるほどになりました。 |
テヌータ・ディ・カルレオーネ Tenuta di Carleone
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