ブルゴーニュの名門フランソワ・グロの一人娘

ブルゴーニュの名門「グロ家」の5代目にあたるフランソワ・グロの一人娘がこのアンヌ・グロ。1988年に父フランソワのドメーヌを引き継いでからワインの世界において名声を築き上げました。25歳の時に、3hから6.5hにまで畑を増やしたアンヌ・グロは、新しいカーヴを増設しました。固定観念や先入観にとらわれず、自由を追求する醸造家です。女性として、アンヌは体力面だけでなく精神面でも、ドメーヌを取り仕切る能力を発揮させました。そして、ブルゴーニュ地方において最も有力なドメーヌの一つへと築き上げました。

才能、感受性そして専門性を伴った彼女は多くのワイン愛好家から支持されるようになりました。「目標は、健全で成熟したブドウを収穫することです。そして、無傷の、ありのままの姿のブドウを重んじて、ベストを尽くします。」と語り、伝統への尊重と改革への欲求にこの哲学が刻み込まれています。

テロワールの生物多様性を尊重することに対する関心は、繊細で調和のとれたエレガントなワインを造り出すことを可能にしています。丸みがあり、フルーティな香りと味を伴う、ボディのあるワインです。私生活では3人の子供の母であるアンヌは、ドメーヌでの仕事及び家族のために全ての時間を費やしています。