ジャック・フレデリック・ミュニエ　ミュジニィ　グラン・クリュ　2017

静謐で深みがあり、ミニマルなグラン・クリュ

ジャック・フレデリック・ミュニエは、シャンボール・ミュジニィのエレガンスを体現する由緒正しきドメーヌ。近年、非常に入手困難な生産者のひとりです。

ミュニエは、ヴォギュエに次いでミュジニィ第2の広さを有する生産者。ブドウの木は1997年に植え替えられた一部(15％)を除いて、すべて1947年から1962年の間に植えられたものです。

「ミュジニィを音楽家に喩えるならバッハ」とフレデリック・ミュニエはいいます。静謐で深みがあり、ミニマルだからと。ミュニエのミュジニィはフローラルかつ赤い果実の香りが幾層にも重なり、口中では柔らかな果実味の中にミネラルの筋が1本通っています。桁はずれに長い余韻と緻密な構造をもつ、真に偉大な1本です。