パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー　2003

格付け第1級マルゴーのセカンド！

1855年の格付け以来、五大シャトーの中でも「高貴」「エレガンス」の象徴として語られ続けるシャトー・マルゴーは、ボルドーの中でも突出した存在です。パリ万博におけるテイスティングでは唯一の満点評価を獲得し、名実ともに頂点へ登りつめました。ファーストのシャトー・マルゴーがカベルネ･ソーヴィニヨンの比率を高めつつあるため、これまでマルゴーに使用していた極上のメルローがセカンドであるこちらのパヴィヨン・ルージュに使用されています。

パヴィヨン・ルージュはファーストラベルと同じ伝統的な醸造技術と大樽で熟成するという方法を用い、大抵ファーストよりも3～4カ月早く瓶詰めされます。気品高き香りと骨格のはっきりとした味わい、繊細なストラクチャーで、セカンドワインながらも他の特級シャトーに匹敵する品質です。

2003年は、「1985年以来の最高のメルロー」と言われるほどの驚くべきメルローの高品質さ、そして他3種類のブドウの上質さにより「これまでで最も優れた」と評される出来となりました。タンニンが豊富で強靭な長期熟成向きのこちらが20年以上の熟成を経て繊細さと滑らかさを持ち併せました。今後も素晴らしい熟成を経ることでしょう。