コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエComte Georges de Vogueシャンボール・ミュジニィの頂点に君臨する名門ドメーヌ![]() 500年以上の歴史を持ち、ブルゴーニュで最も神聖なグラン・クリュの大部分を所有するドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ。 シャンボール・ミュジニィの建物は15世紀半ばにジャン・モワソンによって建てられ、現在のドメーヌ名となっているジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵が1925年に継承しました。その後一度も同族以外の手に渡ることなく、20世代を経た今も、ジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵の孫娘クレール・ド・コザンとマリー・ド・ラドゥセットが所有しています。 醸造責任者のフランソワ・ミエ氏は1986年から、栽培責任者のエリック・ブルゴーニュ氏は1996年から、営業部長のジャン・リュック・ペパン氏は1988年から在籍しドメーヌ運営を担ってきましたが、2021年にフランソワ・ミエ氏が引退。後任として、ニュイ・サン・ジョルジュのドメーヌ・ドゥセル・ヴィラにいたジャン・ルパッテリ氏が着任し、2021年ヴィンテージより手掛けています。 豪華絢爛な所有畑の数々![]() ドメーヌの最大の特徴は、ミュジニィの畑の総面積10.85haのうち7.12haを所有する、圧倒的な最大所有者であるということ。また、その他にもボンヌ・マール2.7ha、レ・ザムルーズ0.56haと、シャンボール・ミュジニィ村の銘醸畑を数々所有しています。 ミュジニィの0.5ha分にはシャルドネが植えられており、唯一このドメーヌだけがミュジニィの白ワインを生産しています。1993年の収穫後、老朽化したシャルドネのブドウ樹を植え替える必要が生じ「樹齢25年未満のブドウ樹でグラン・クリュのワインを造ることは望んでいない」というミエ氏の決定によって、2014年までの間、ミュジニィ・ブランはブルゴーニュ・ブランに格下げしてリリースされました。2015年からグラン・クリュ ミュジニィ・ブランとして復活しています。 新体制となったヴォギュエが進む次のステージ![]() 2021年に着任した醸造責任者ジャン・ルパテッリは、ブルゴーニュ、ボルドー、新世界などでキャリアを積み、その20年以上の知識と経験を生かして、伝統を重んじながらも新しい挑戦に取り組んでいます。 積極的にグリーンハーベストを行い、古樹の植え替えも実施。また、醸造においては、50%ほど全房発酵を取り入れたり、ミュジニーは7区画に分けて別々に醸造するなど、以前とは違うヴォギュエのスタイルへと舵を切っています。 繊細で妖艶な香り、深淵で洗練された味わい、絹のような余韻。シャンボールの真髄である唯一無二のエレガンスは変わることなく、偉大なテロワールの表現は次のステージへと進み始めています。 |
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