グロセット　ガイア　2017

静謐な力強さを感じる熟成赤ワイン

オーナー醸造家のジェフリー・グロセットは、リースリングの世界トップ生産者に並び称されている実力派です。ブドウの栽培は細部にまでこだわり、時間をかけて厳しい収量制限を行い、収穫時期を的確に判断して剪定しています。醸造はできるだけ優しく、自然に任せたワイン造りにより、品種と畑の個性を美しく表現することを目指しています。またスクリューキャップ栓導入の先導的役割を果たし、普及の口火を切るとともに、さらなる品質向上に向けた基金を設立するなど、常に革新と挑戦を続けています。

ガイア・ヴィンヤードは、クレア・ヴァレーで最も標高の高い560mの東向き斜面に位置する畑です。1986〜1988年に植樹されたブドウを、1株あたりボトル1.5本分という極めて低収量で栽培しています。フレンチオーク樽で18カ月熟成させた後、さらにワイナリーで1年以上の瓶熟成を経てリリース。2017年は、静謐な力強さを感じさせるヴィンテージとなりました。

ブラックチェリーや黒スグリの、ほのかに甘やかな香り。 凝縮した果実味が口いっぱいに広がり、しなやかな骨格がその豊かさをバランス良く支えます。余韻は極めてドライで、最後まで静謐な力強さが一貫して感じられます。