好立地にある右岸の実力派シャトー

シャトー・カノンは、クロ・フルテ、マグドレーヌ、ボーセジュールといった、第1特別級の畑に囲まれた、素晴らしい立地に畑を所有しています。1980年代には、サン・テミリオンの最高級ワインのうち、上位3～4つの中に含まれていたことは確かである、とパーカーも太鼓判を押すほどの実力派シャトーです。

サン・テミリオン村の入口に沿って、石壁に囲まれたブドウ畑が広がっています。ラ・ポルト・ブリュネ通りにある畑の一部はコルドリエ修道院との境界にあり、村の中心にまで伸びています。畑では、先人たちがしていたように馬による耕作が行われています。

キルシュやワイルドストロベリーを想わせる華やかなアロマがあり、オレンジゼスト、マーマレード、ほんのりマッシュルームのニュアンスも感じられます。強すぎない程よい口当たりで、熟したブラックチェリー、カシス、セージやタールの風味が口内を満たします。素晴らしいストラクチャー、ミネラル、複雑さを併せもつこのワインはすでに飲み頃を迎えていますが、あと10年ほど熟成させることも可能です。