果実の力強さとフレッシュさが際立つ2019年

コント・アルマンはポマールに本拠を置き、1級畑の最良区画クロ・デ・ゼプノを所有するドメーヌです。1999年からは、バンジャマン・ルルーが醸造責任者を務め、ビオディナミを導入し、馬での耕作などを進めました。現在は退任しており、後任に過去4年間ルルーとともに働いていたポール・ジネッティが就任しています。

クロ・デ・ゼプノはポマール最良の1級畑でコント・アルマンのモノポールです。こちらは4区画のブレンドで、100％除梗後、それぞれ別々に発酵・熟成させた後、アッサンブラージュします。

スミレの香りと表情豊かなチェリーフルーツのアロマが混じり、さらにミネラル、スパイス、塩味のニュアンスが時間と共に増していきます。ボディはしっかりですが、ポマールらしいタンニンの多いやや素朴な味わいは感じられず、果実の力強さといきいきとした新鮮さが際立つ仕上がりです。セラーでじっくりと熟成させてからお召し上がりください。