ピッツィーニPizziniオーストラリアのイタリア品種栽培のパイオニアピッツィーニ・ファミリーのストーリーは1956年、アルフレッド・ピッツィーニが両親、兄弟姉妹らとともにイタリア北東部トレンティーノ・アルト・アディジェからヴィクトリア州キング・ヴァレー、マートルフォードへ移住したことに始まります。当初、家族はタバコの栽培で生計を立てていましたが、1978年から醸造用のブドウの栽培を始めました。しばらくの間は最初に植えたシャルドネとリースリングをブラウン・ブラザーズに提供していましたが、自らのワインを造るためアルフレッドは妻カトリーナとともに他の品種への植え替えを進めます。80年代後半からは主にサンジョヴェーゼやネッビオーロなど彼らの故郷イタリア品種の栽培を始め、1994年にネッビオーロをピッツィーニのラベルで初リリースしました。ピッツィーニはオーストラリアで早くからネッビオーロ、アルネイスを植えたパイオニアとして知られ、今日もイタリア品種の新しいクローンの栽培を実験的に試み、キング・ヴァレーの潜在性を追い求めています。 キング・ヴァレーとピッツィーニの畑山々に囲まれたキング・ヴァレーの気候は、イタリア北西部ピエモンテ州と似通っているとされ、オーストラリアで最も標高の高いワイン産地の一つです。丘陵から平地まで様々な地形を有しており、地域内での南北の気温の差が大きく、北から南にかけ、標高が高くなるにつれて降雨量が増え、積算温度は低くなります。ブドウ畑はキング川流域に広がり、冷涼な気候に適した品種から温暖な気候に適した品種まで、様々な品種が栽培されています。ピッツィーニの畑はキング・ヴァレー中南部、標高200~800mのなだらかな丘陵地とキング川に続く平地に広がります。北東向きの斜面に位置する畑は、水はけのよい砕けた玄武岩を含む赤い火山性土壌で、第2テラスの平地には砂利、砂質粘土ローム層の土壌が広がります。アルフレッドは数十年にわたって自分たちの土地を綿密に調査し、畑を微気候や地勢ごとに18の区画に整備し、ヴェルディッキオやアルネイスなどオーストラリアでは珍しいイタリア品種を植え付け、栽培してきました。 ベスト・ツーリズム・ワイナリー賞を受賞!ピッツィーニはオーストラリア・ツーリズム・アワード2015でベスト・ツーリズム・ワイナリー賞に選ばれ、イタリア家庭料理教室、山岳風景を望むホテル経営、充実したセラードアなど、観光施設としても高く評価されています。 |
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