ピエール・ヴァンサン　ブルゴーニュ　アリゴテ　2023

エネルギーと気品溢れるアリゴテ

ピエール・ヴァンサンは2023年にオーセイ・デュレスに設立されたドメーヌです。ピエール・ヴァンサンはプレモーの名門、ドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレでテクニカル・ダイレクターを務め、IWCの赤ワイン部門の最優秀ワインメーカーを2度も獲得。その後、ブルゴーニュ白の最高峰・ルフレーヴで2017から2024年まで総支配人を務めたブルゴーニュのトップ・ワインメーカーの1人です。オーセイ・デュレスのドメーヌ・テール・ド・ヴェルを友人2人と共に購入し、自らの名を冠して2023年にドメーヌをスタート。ブドウのエネルギーをワインに再現することを哲学とし、ビオディナミで栽培。果実へ可能な限り敬意をもって、介入を最小限にした方法でワイン造りを行っています。ブドウの品質を高め、ディテールのすべてにおいて卓越性を目指しており、まるでオート・クチュールの作品のような繊細で直線的、緊張感がありながら飾らない、純粋さを持つワインを生み出しています。

オーセイ・デュレス村の2つの畑の1932から62年に植樹された古樹のアリゴテを使用。長時間、空気圧で優しく圧搾し、一晩静置します。アルコール発酵は部分的にステンレス製のタンクで行われ、50%が古樽、10%が新樽、40%が陶器のアンフォラに移され、マロラクティック発酵と12カ月間の熟成が行われます。その後、再度ステンレス製の樽に移し替えられ、瓶詰め前にさらに6カ月間熟成されます。

白い花の香りに、レモンオイルや濡れた石、チョーキーなテクスチャーが感じられます。すがすがしい酸、生き生きしていて、エネルギーが溢れています。塩気を帯びたミネラル感がテンションと気品を与えています。