プイィ・フュイッセの大御所が造るボージョレ！

プイィ・フュイッセをブルゴーニュ地方南部の田舎酒からスタイリッシュな辛口白ワインへと導き、世界に大きく広めたのが、ヴァンサン家です。5世代にわたってシャトー・ド・フュイッセを守り、現当主は4代目のジャン・ジャック・ヴァンサンが務めます。そして、ワイン造りの方は醸造学のディプロマをもつ息子のアントワーヌが取り仕切っています。

ヴァンサン家は現当主のジャン・ジャックの家族のほかにも、ブドウ畑を所有する親戚筋が数多くいます。それらのブドウをまとめて造るラインが、ネゴシアンラベルの「J.J.ヴァンサン」です。

ジュリエナは、ボージョレ地区の特級とみなされる「クリュ・デュ・ボージョレ」のうちのひとつです。標高230～430mの南斜面に位置しており、日当たりに恵まれているため気候は温暖でめったに寒くならず、早熟なガメイがよく熟します。

カシスやブラックベリーなどの華やかなアロマに濃縮感のある果実味が広がります。フレッシュで穏やかな酸としっかりとしたストラクチャーが感じられ、濃厚で胡椒のようなスパイシーさが楽しる1本です。