ニコル・ラマルシュ　ジュヴレ シャンベルタン　2022

凝縮された果実味と旨味の詰まった見事な1本

ロマネ・コンティとラ・ターシュに挟まれたラ・グランド・リュを単独所有することで知られる、ヴォーヌ・ロマネの名門ドメーヌ。1797年からの歴史を持つ家系で20世紀初頭にドメーヌを創設。2007年からニコル・ラマルシュが醸造を任されており、2013年父、フランソワの逝去によりドメーヌを引き継ぎました。2018年ヴィンテージより、ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュからドメーヌ・ニコル・ラマルシュに名称を変更しています。

ジュヴレ・シャンベルタンのブドウを使用して造られた村名キュヴェ。手摘みでの収穫。低温マセレーションの期間を長めにとり、 発酵中の醸しはピジャージュよりも優しいルモンタージュを主に行っています。

熟したイチジクやラズベリー、黒スグリなどの赤黒系果実の香りに、バラやスミレ、ナツメグなどのニュアンスが加わった複雑なアロマが漂います。口に含むと、シルキーながら力強いタンニンと凝縮された果実味が心地よく広がる、優美な味わいです。旨味の詰まった深みのある味わいが見事な1本です。