ナチュラルなワインメイキングの哲学を持つ生産者

ジャイアント・ステップスは世界的高評価のヤラ・ヴァレーの生産者です。マーガレット・リヴァーでデヴィルズ・レアーなどを立ち上げたフィル・セクストン氏と、グルメ・トラベラー・ワイン誌の2016年ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した醸造家のスティーブ・フラムスティード氏により2002年に創業されたワイナリーです。ワイナリー名はモダンジャズのサックス奏者ジョン・コルトレーンが1960年にリリースしたアルバム「ジャイアント・ステップス」に由来しています。複雑に変化するコード進行とBPM240を超えるハイテンポの演奏は当時のモダン・ジャズから逸脱しているとして話題になりました。コルトレーンのような時代を先行く存在になるという想いと、アップダウンのある曲調からヤラ・ヴァレーの起伏に富んだ地形をイメージしています。

畑と醸造

ジャイアント・ステップスは、ヤラ・ヴァレーに6つの自社畑を所有しています。それぞれの畑ごとのテロワールを表現するため、収穫量は抑えられており、収穫は全て手摘みで行われています。ブドウの素質の良さを活かすためワインメイキングはいたってシンプルで、プレスは時間をかけてゆっくりと行われ、天然酵母による発酵が行われます。フィルタリングは行わず、重力に任せた自然濾過を採用しています。