コングスガード　シャルドネ　2015

テロワールが色濃く現れ始めた2015年VTG

「神の領域」とロバート・パーカーに言わしめたワイン、コングスガード。カリフォルニアのシャルドネの5本指に入る有名ワイナリーでありながら、ブルゴーニュのコピーではなく、カリフォルニアの典型とも違う独自のワインのスタイルを追求し、数々の伝説的ワインを生み出しています。

ナパ・ヴァレーを代表する二つの畑のブドウから造られる、創業時から造り続けている代表作。その生産量は年産約1000ケース程度。日本に入荷しても、すぐ完売してしまう貴重なワインです。

ジョン・コングスガード氏いわく、「2015年の特徴はガンパウダー（火薬）のニュアンス」。このニュアンスはやせた土壌、窒素の少ない土壌など厳しい環境下で育ったブドウが熟成を経て手に入れるものとのこと。ピュリニィやコルトン・シャルルマーニュ、シャブリのグラン・クリュにも通じるような、研ぎ澄まされた味わいです。現行VTGに比べ、果実感よりもテロワールのニュアンスが表れています。