こんにちは!副店長の佐藤です(^_^)
本日はアメリカ・オレゴン州から、私たちが心から敬愛する生産者「ブルックス(Brooks)」をご紹介します。
先日、当店主催のワインフェスティバルにゲストスピーカーとしてご参加いただき、ミニセミナーをしてくださったマネージング・ディレクターのジェイニー氏。その翌日、大阪で開催された来日試飲セミナーにも参加してまいりました。
そこで改めて感じたのは、単なるワイン造りを超えた、命のバトンを繋ぐ物語でした。

■ 悲劇を乗り越え、家族と仲間で守り抜いた「志」
ブルックスの歴史は、1998年に故ジミー・ブルックス氏が設立したことから始まります。
彼はまだバイオダイナミック農法が一般的ではなかった時代から、オレゴンでいち早くこの農法に取り組み、土地の個性を引き出すことに情熱を注いでいました。
しかし2004年の収穫直前、ジミー氏は38歳という若さで急逝。
絶望的な状況の中、ワイナリーを救ったのは、ジミーの妹ジェイニー氏と、彼を慕う仲間たちでした。
当時わずか8歳だったジミーの息子パスカル氏が、後に「世界最年少のオーナー」として成長するまで、彼らは一丸となってジミーの信念を守り抜いたのです。

■ ロゴ「ウロボロス」が象徴する、終わりのない循環
ブルックスのラベルに描かれた、自らの尾を飲み込む蛇「ウロボロス」。
これは始まりも終わりもない完全な生命、つまり「循環性」を意味しています。
彼らのワイン造りには、この哲学が深く根付いています。

- バイオダイナミックの先駆者
厳しい基準で知られる「デメター(Demeter)」認証を取得。自然界の調和を追求し、ミニマル・インターベンション(最小限の介入)によるワイン造りを徹底しています。
- コルクに刻まれた「アルケミー(錬金術)」
これは、魂をより完全な存在へと錬成しようとする試みを指し、ジミー氏の哲学を今も大切に継承している証です。
- 世界が認めるホスピタリティ
彼らの活動は多方面で評価され、セラードアは「World’s 50 Best Vineyards 2025」で世界35位にランクイン。環境保護団体への寄付(1% for the Planet)やB-Corp認証取得など、地球との共生を体現しています。
■ 試飲レポート:テロワールを映し出す純粋な味わい
ブルックスは、オレゴンにおけるリースリングの代表的生産者としても知られています。
毎年リースリングの単一品種ワインだけでも10種類以上をリリース(*^_^*)
セミナーで紹介された中から気にいって仕入れた、2アイテムをご紹介♪
ただいま、店頭でもご紹介中です!

テルエ ドライ・マスカット ウィラメット・ヴァレー 2022
こちらのラベルには、赤と白の梅の花が美しく描かれています。
日本を訪れた際、あるアートワークに強く惹かれたことがきっかけで、
このラベルが採用されたそうです。
ライチ、柑橘の花、ピーチ、柚子の香りが広がり、飲むと爽やかな辛口。
夏向きの爽やかな余韻が長く続きます(*^_^*)

リースリング・ウィラメット・ヴァレー 2021
2021年はオレゴンにとって挑戦の年だったと伺いました。
ある栽培地域では、世界的にも異例の高温が記録されたとのことですが、
それをまったく感じさせない素晴らしい味わいです。
驚くほどドライでフレッシュ。レモンや青リンゴの酸に、柑橘の皮のようなビターな風味が重なり、お食事を最高に引き立てます。
背景にある想いを知ると、ワインの味わいが一段と豊かになります。
ぜひ、その魅力を感じてみてください(*^_^*)


#ワイングロッサリー #京都ワインショップ #京都 #ワイン #kyotowine #winegrocery #ジュリアンシャール
