業務部の柳森です。
先日、ニュージーランド南島ネルソンのワイン産地のパイオニアであり、とりわけ「ムーテリー土壌」から生まれるシャルドネで世界に知られるノイドルフ・ヴィンヤーズより創業家2代目ロージー・フィン氏をお招きし、スタッフセミナーを開催いたしました。
ニュージーランドワインといえばマールボロを思い浮かべる方も多いかと思いますが、今回ご紹介するネルソンは、生産量が非常に少ない希少産地。
その中でもノイドルフは、この土地の個性を丁寧に表現し続ける生産者として、高い評価を受けています。
今回は、ワイナリーの歴史や哲学、畑ごとの違い、そして各キュヴェの魅力について詳しくお話を伺うことができました。
◆ノイドルフとは
ノイドルフは1978年創業の家族経営ワイナリー。
ニュージーランド南島・ネルソン地区の「Moutere Hills(ムーテリー・ヒルズ)」に畑を構えています。
ワイナリー名の“ノイドルフ”はドイツ語で「新しい村」という意味。
ネルソンはニュージーランドの中でも比較的小規模な産地ですが、海からの冷涼な風と穏やかな気候に恵まれ、酸をしっかり保ったエレガントなワインが生まれるエリアです。

◆畑と造り
ノイドルフが大切にしているのは、“土地をそのまま表現すること”。
畑ではオーガニック栽培を実践し、無灌漑・手摘み収穫・天然酵母発酵など、極力自然に寄り添ったワイン造りを行っています。
特に特徴的なのが、Moutere Hillsの粘土質土壌。
水はけが良く、ミネラル豊富なこの土壌が、ノイドルフ特有の緊張感や奥行きのある味わいを生み出しています。
また、品質へのこだわりも非常に強く、納得できないヴィンテージではリリースを見送ることもあるとのこと。
“本当に良いものだけを届ける”という姿勢が強く印象に残りました。
◆試飲レポート
回試飲したのはこちらの6アイテム。

・Tiritiri Pinot Gris 2024
・Tiritiri Chardonnay 2024
・Rosie’s Block Moutere Chardonnay 2021
・Home Block Moutere Chardonnay 2020
・Tom’s Block Moutere Pinot Noir 2023
・Home Block Moutere Pinot Noir 2022
「Tiritiri Chardonnay 2024」は、親しみやすい果実味の中にネルソンらしい綺麗な酸とミネラル感があり、非常にバランスの良い仕上がり。
「Rosie’s Block Moutere Chardonnay 2021」はより繊細でエレガントな印象で、透明感のある味わいが魅力的でした。
特に印象的だったのは「Home Block Moutere Chardonnay 2020」。
古木由来の凝縮感と複雑さ、美しい酸が見事に調和しており、ニュージーランドシャルドネの高いポテンシャルを感じる一本でした。 ピノ・ノワールでは、「Tom’s Block Moutere Pinot Noir 2023」が若いうちから楽しめる親しみやすいスタイル。
一方、「Home Block Moutere Pinot Noir 2022」はより複雑で、時間とともに大きく表情を変えていく熟成型の印象でした。
◆まとめ
今回のセミナーを通して感じたのは、ノイドルフのワインにはニュージーランドらしいピュアな果実味だけでなく、非常に緻密で洗練された奥行きがあるということ。
シャルドネ、ピノ・ノワールともに、“土地の個性”をしっかり感じられる素晴らしいワインでした。
ぜひ皆さまにも、ネルソンの魅力が詰まったノイドルフのワインをお楽しみいただければと思います!
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