最近はなんだかすっきりしない雨の日が続いていますね。

「せっかくの週末なのに、お出かけしづらくて残念…」と感じている方も多いのではないでしょうか。でも、そんな雨の日こそ、おうちでゆっくりワインを楽しむチャンスです。いつもより少しのんびりとワインを飲みながら大切な人と過ごす時間は、最高の贅沢になりますよ♪

さて、ワイングロッサリーでは先日、ブルゴーニュの新星として注目を集める「エドゥアール・ドロネ―」のローラン・ドロネー氏をお迎えし、スタッフセミナーを開催しました!

ワインに込めた思い

お話を伺っていて、まず感じたのが、テロワールとブドウに対する深い敬意です。

ドロネー氏のワイン造りは、決まった方法に当てはめるのではなく、畑やブドウの個性に合わせて、ひとつひとつ仕立てていく“オーダーメイド”。

醸造の途中でもその都度味わいを確認し、「このテロワールをどうすれば一番きれいに表現できるのか」を考えながら、樽の種類や熟成期間などを細かく調整し、ひとつとして同じつくりはしていないそうです。

ドロネー氏はそんなワイン造りを料理人にたとえて説明してくださいました。

シェフが、お肉の良さを一番引き出すために、その日の状態や部位によって焼き方や火入れの時間を調整するように、

ワインもブドウやテロワールによって、最適な造り方を探していくのだそうです。

効率だけを考えれば、毎回決まった方法で造るほうがきっと簡単です。
それでも、あえて手間をかけて、ブドウとテロワールの唯一無二の個性を一番に考える、

その姿勢に、素直に「すごいなぁ」と感じました。

そして、もう一つ心に残ったのが、ドロネー氏自身の歩んできたストーリーです。

曾祖父からのワイナリーを引き継ぎ、これからという時に、なんと一度はワイナリーを手放さなければならないという出来事があったそうです。

それでも諦めず、再びワイナリーを買い戻し、見事に再興を遂げました。

一度手放した場所を、もう一度自分の手で取り戻す。

そんな生産者は、世界的に見てもなかなかいないですし、人生をかけてワインに接している姿に尊敬しました。

今回の試飲は以下のアイテム

ワイン名特徴
Bourgogne Chardonnay ‘SEPTEMBRE’ 2023酸味は控えめで、まろやか、バランスの良い白ワイン
Hautes-Côte de Nuits Blanc ‘CHARMONT’ 2022お花の香りがほのかに感じられ、ミネラルな印象が強めの白ワイン
Puligny-Montrachet 2021ほのかに甘いスイーツのような香りで、口に含むと柔らかくすっと酸引くような、飲みごごちの良い白ワイン
Bourgogne Pinot Noir ‘SEPTEMBRE’ 2023チェリー色で、タンニンは柔らかく、最後にほのかにピリッとスパイスの味わいがある赤ワイン
Hautes-Côte de Nuits Rouge ‘CHARMONT’ 2022フランボワーズなど赤系果実の香りが特徴的で、タンニンは優しく心地よい赤ワイン
Nuits-Saint-Georges Vieilles Vignes 2023きれいなチェリーレッドの色で、赤いベリーの香り。タンニンはうまく溶け込んでおり、重過ぎない赤ワイン

今回のお話を聞いて、ワインの味わいだけでなく、生産者さんの歩んできた道やその一本が生まれるまでの背景まで知ると、ワインがもっと面白くなると改めて感じました。

雨の日は、おうちでゆっくりワインを開けながら、造り手のことやその土地のことを少し想像してみるのもおすすめです。

きっと、いつもの一杯が少し違って感じられるはずです♪

お忙しい中お越しくださいましたローラン・ドロネー様、改めまして貴重なお時間と機会をいただき誠にありがとうございました!

質問コーナー(おまけ)

ワイングロッサリーのスタッフから質問させていただきました!

直接ドロネー氏からお答えいただき、特に印象的だったものをまとめております。

Q:情報・テクノロジーが発達し、地球環境も変化した今日、昔に比べて「ブルゴーニュらしさ」は何か変化はありましたか?それとも以前と変わらず残っていますか?

A:はっきり言って、変わりました。

ただ、私は地球温暖化のによる変化をポジティブに受け取っています。ブドウはしっかり熟す年が昔よりはるかに多くなりました。もちろん、寒暖の波や急な気温の変化はワインづくりを行う上で難しいこともあります。ですが、そうした変化に対応していく力を身につけることが重要だと考えています。

そして、何年も何十年も経つ中で、ブドウがどのように変化していくのかもとても楽しみにしています。

Q:一度手放なさなければならなかったブドウ畑はその後すべて買い戻せたのですか?

A:いいえ。買い戻せたのは、ほんのわずか10%ほどです。

もちろん、できることなら畑はもっと広げていきたいと思っています。ただ、私たちが「この畑が欲しい」と思うような素晴らしい畑は、やはり価値も高く、なかなか手が届きません。良い畑に出会えるタイミングも重要です。

最近は、ブルゴーニュのワインをどう届けていくか、マーケティングについても考えています。

ヴィンテージの古いワインは高価になってしまいますが、私は皆さんに飲み頃のワインを楽しんでほしいと思っています。そのため、私たちはあえて約25%のワインをメゾンで保管し、飲み頃を迎えてから販売しています。

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