9月9日に、輸入商社のアドヴィス株式会社様より、弊社にてセミナーをしていただきました!

アドヴィス株式会社様は、30代(最年少は28歳!)を中心とした、まだ世に広く知られていない才能のある生産者に焦点を当てているインポーターです。

今回のセミナーで特に印象に残ったのが、産地や畑だけではなく、『誰が造っているのか』も大切にしているというお話でした。

どこで経験を積み、何を学び、それが現在のワイン造りにどう反映されているのか。

実際に今回試飲した生産者にも、それぞれ興味深いバックグラウンドがありました。

生産者のアルシード・ペランは、エアロ・スペースの国際ビジネス法専門家から転身し、ボーヌで栽培と醸造を学んだ人物です。シルヴァン・パタイユで修業を兼ねて仕事をしており、栽培から醸造にかけて「なるべく何も加えないこと」を基本方針としています。

●ブルゴーニュ・アリゴテ エシュヴロン 2023・・・白い花や熟した洋梨、黄桃を思わせる柔和でエレガントな香り。ミルキーな質感と柔らかな果実味が広がり、古樹ならではの円熟味と奥行きのある余韻が印象的です。個人的には試飲の中でこのワインが一番印象に残りました◎

マコネ地区のマコン・ヴェルジッソン村を拠点とし、細部にこだわるナチュラル・アプローチでブドウ本来の個性を引き出す新鋭の生産者です。1988年カナダ生まれで、電気技師から転身し、栽培・醸造家の妻(ジェシカ・リトー)からの影響を受けてワイン造りを志し、2023年に初ヴィンテージを迎えました。

※ジェシカ・リトーは、白ワイン造りの鬼才と呼ばれる実力派「ギュファン・エナン」、名実共にジュラを代表する造り手「ジャン・フランソワ・ガヌヴァ」で修業を積んだ、新星の注目女性生産者です。

●プイィ・フュイッセ 2024・・・白い果実や柑橘の香りが豊かに広がり、香りのスケールが非常に大きい。エレガントで、果実味と酸に複雑味が重なった、奥行きのある味わい。「以前行ったギュファン・エナンとの飲み比べでも全然負けていなかった!」とおっしゃられていたのが印象に残っています。

自然環境やファミリーの歴史を大切にし、伝統的な製法を守りながら、繊細かつ力強いシャンパーニュを造る生産者です。モエ・エ・シャンドン等での勤務や機械のメンテナンスエンジニアを経て、ドメーヌを引き継ぎました。デゴルジュマンは手作業で行うこだわりを持っています。1990年生まれ。

●レ・コルナンボー ブラン・ド・ブラン エクストラ・ブリュット 2020・・・豊かな果実味に、樽の風味がしっかりと溶け込んだ芳醇なスタイル。余韻も豊かで、ブラン・ド・ブランらしいふくよかさと品格が感じられる。既に素晴らしい完成度のブラン・ド・ブランでとても美味しかったです!

シャンパーニュ地方の今年の収穫開始は8月上旬。

例年は9月頃から収穫が始まっていたので、今年はかなり早いタイミングとなりました。年ごとの気候状況の変化がワイン生産にも広く影響を及ぼしていることを改めて認識しました。オフ・ヴィンテージについても触れられており、単純に「良年・不良年」だけで判断するのではなく、生産者の個性や醸造技術によって、各年ごとの対応を見ることが大切とのことでした。

今回の生産者に共通するのは「小規模だからこそ生まれる個性」でした。大規模メゾンや著名ドメーヌとは異なり、1ha前後の畑から少量のワインを造るミクロ生産者も多いため、生産者自身の経験や考え方、醸造技術がワインのスタイルに直接表れ、個性豊かで多様なワインが誕生しています。今回実際に16種類を試飲し、まだ名前が広く知られていなくても、これから注目したいと思える生産者が多くいることを改めて感じました!今後も実際に試飲しながら、良いと感じたワインをご紹介していきたいと思います!

今回のセミナーを行ってくださいましたアドヴィス様、改めまして貴重なお時間と機会をいただき誠にありがとうございました!

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