皆さんこんにちは!
今回はスタッフがリリース前に試飲した Salon 2015 のレポートをお届け!
サロンらしい若さと純度、そして精確さが三位一体となり見事に表現された一本です。


■外観
グラスに注いだ瞬間、驚くほど淡い色合い。
とても若々しく、清らかな印象です。通常のシャンパーニュなら「10年熟成=もう若さは落ち着いている」頃ですが、サロンはむしろ今が若いと感じられるほどフレッシュでした。
■香り
レモンやライムを中心とした爽やかな柑橘の香りが広がります。そこに石灰質土壌由来のミネラル感が加わり、清潔で透明感のある印象を強めています。
■味わい
口に含んだ瞬間に感じるのは、ミネラル感と心地よい塩味がひとつの軸として通った、非常に正確な味わい。
・柑橘のフレッシュさ
・インパクトはあるが、決して強すぎない力加減
・完全なピュアさ
・みずみずしく気品ある質感
これらが成立する理由は、サロンが持つ酸と糖度のバランスが “ほぼ完璧” であることに尽きます。
濃さで押すのではなく、精度で魅せるタイプの美しさです。
■余韻とポテンシャル
今すぐに楽しめる心地よさがありながら、50年熟成にも耐えうる潜在力を強く感じさせます。清潔な造りと徹底した選果が、この長寿命を支えているのだと思います。
■サロンの造りと哲学
サロンは「毎年造らない」ことで知られています。その判断には独自の哲学があり、ヴィンテージごとに造りを合わせていくのが特徴です。
・収穫時期の見極めが最も重要
・翌年2月末〜3月に最終決定
・スタイルを固定せず、その年に合わせた造り
・衛生状態の徹底と厳しい選果
こうした哲学が、サロンの「清潔さ」と「純度」を支えています。2015年は、その哲学がとても美しく表現された年だと感じました。
すでに心地よく楽しめる一方で、これからの熟成でさらに深みを増していく Salon 2015。スタッフとしても、この特別なヴィンテージがどのように時を重ねていくのか、とても楽しみです。皆さまも是非お試しください!
