フランソワ・カリヨン　ピュリニィ・モンラッシェ　1er　レ・フォラティエール　2019

力強くエネルギッシュなピュリニィ1級

ルイ・カリヨンといえば、ルフレーヴやソゼと並ぶピュリニィ・モンラッシェ屈指の造り手で、ブドウ栽培農家としての歴史は1632年まで遡るという、由緒正しき家柄です。先代ルイの引退に伴い、2010年にドメーヌは兄弟ふたりの間で分割され、次男のフランソワが起こしたドメーヌがフランソワ・カリヨンです。2014年には「La Revue du Vin de France」にて、ブルゴーニュで最も偉大な50ドメーヌに選出され、ますます注目を集めています。

ジャスパー・モリスがコンベットやカイユレと同じく「別格1級畑」と評価する1級畑フォラティエール。ピュリニィの斜面中腹、シュヴァリエ・モンラッシェと同程度の標高に位置します。

完熟した桃を思わせる果実の中に、石っぽさや塩味を備えたミネラリーな香りが立ち上ります。十分なエネルギーとフレッシュさを備えた味わいは非常に熟していてパワフル。長く堅固なフィニッシュにも強さが感じられます。