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パルッソ

Parusso

現代的なバローロの表現者

パルッソは、バローロエリアの中でも特に重要な5つの村の内の2つ、モンフォルテ・ダルバ村とカスティリオーネ・ファレット村の中間に位置しています。パルッソの起源は現オーナーのマルコ・パルッソの父親が小さなワイナリーを設立した1971年に遡ります。その後1985年にマルコ・パルッソが新しいワイナリーを設立し、現在では栽培面積23haから、年間約12万本のワインを生産しています。マルコ・パルッソは、「バローロ・ボーイズ」の一員としてバローロ改革を推進して脚光を浴びました。1991年からは「ランガ・イン」という生産者グループに属し、2000年頃からは新たな醸造方法を取り入れ、自然な味わいのワイン造りに取り組んでいます。

パルッソ家は4世代にわたり農業を営んできた家系です。目標としているのは、最も品質が高く、バランスのとれた果実を得るために、植物にとって最適な自然のライフサイクルを守ること。7月終わりから8月中旬にかけて、慎重にグリーンハーベストを行い、収穫期には果実のサンプリングを繰り返し、最適な成熟段階に達しているかどうかを調べます。ブドウが成熟するまでできるだけ待ち、最適な状態で収穫することは、パルッソのワイン造りのスタイルに大切な作業なのです。

醸造は自然酵母に接した状態で熟成させることを基本とし、入念な作業によって、絶妙なバランスと上品さがあり、しっかりとしたボディと優雅さを兼ね備え、洗練されたフルーティーなワインに仕上がります。そんなパルッソのバローロは若いうちからすでにおいしく楽しめますし、また数年ワインセラーで寝かせて熟成させることにより、さらに複雑味が備わります。まさに現代のバローロの最高峰のひとつと言えるでしょう。

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