テロワールを素直に体現する造り手

ポール・ガローデは、単独のアペラシオンを持つ村としては、サン・ロマンに並ぶ最も小さな産地、モンテリーに居を構えます。総計10ha弱、うちプルミエ・クリュは2ha強を所有しており、ワインを「造り過ぎる」ことなく、逆にテロワールを素直に体現することに努めているドメーヌです。

特に、プルミエ・クリュはブルゴーニュ好きに訴えかけてくる「余韻」とでもいうべきニュアンスをしっかり備えています。そのプルミエ・クリュのクロ・ゴテは村のすぐ東にある面積1.8haの小さな区画ですが、ガローデはその半分以上の1haを所有しており、大変質の高いワインを生み出しています。