ミシェル・ラファルジュ　ブルゴーニュ　アリゴテ　レザン・ドレ　2019

並みのアリゴテとは一線を画す、スケール大の古樹ワイン

もともとは19世紀の初めからヴォルネイに続く「ジヨット家」のドメーヌですが、娘のマリーがマコネ出身の「アンリ・ラファルジュ」と結婚したことで「ドメーヌ・ラファルジュ」となりました。

一部のワインでドメーヌ元詰めを始めたのが1934年で、その後1960年にはすべてのボトルを元詰めに切り替えました。ブルゴーニュで元詰めに切り替えた造り手としては最も早く、また、1997年から一部の畑で実験的にビオディナミを始め、その後2000年にはビオディナミに完全転換するなど、改革にも余念がありません。

一方、醸造に関してはは古典的な手法をとっています。赤に関しては完全除梗し、低温マセレーションを意識的に行わず、14～18時間の発酵を行います。また新樽の比率は極めて低く、トップキュヴェであっても15％程度にとどまっています。

樹齢75年のアリゴテから造られたワイン。収穫は他のブドウより1週間以上遅れて行われ、完熟したアリゴテはまさに黄金色に。

白い花にマルメロのキャンディのようなアロマ。奥行きある味わいで、並みのアリゴテとは一線を画す、スケールの大きな1本です！