豊かなアロマがはじけるように香り立つ白

アルベール・マンは、ブドウ栽培家だったマン家とバルテルメ家が統合して、17世紀に設立されたワイナリーです。テロワールを重視するため、区画に基づいて豊富なラインナップがありますが、それぞれの区画が非常に小さいためワインの生産量はどれも限定的です。専門家の評価も高く、レヴュー・ヴァン・ド・フランスでは3ツ星に格付けされ、ロバート・パーカーのワインガイドでは、マルセル・ダイス、ウンブレヒト、トリンバックと並び、5ツ星の評価です。

砂利、粘土石灰質、花崗岩の土壌でそれぞれ栽培された、古樹のリースリングを使用しています。また、2017年アルザスは、4月に霜が降り収量の面では苦労したヴィンテージでしたが、品質は何ら遜色のない、程よい酸味と果実味を得たリースリングが収穫できました。

はじけるようなレモンやタンジェリン、白い花やミネラルのアロマが五感を刺激します。口に含むと、繊細な酸味とかすかな塩味、素晴らしい果実味が感じられます。しっかりとした骨格に支えられ、心地よい苦みとミネラルが奏でる余韻に繋がっていきます。