イタリアの帝王ガヤがエトナで手掛ける逸品

イタリアワイン界の帝王として、最高峰の地位を不動のものとしているガヤ。その現4代目当主のアンジェロ・ガヤ氏がシチリア島エトナにて、2017年にジョイントベンチャー・プロジェクト「イッダ」を始動しました。2015年から交流があった、エトナの生産者アルベルト・グラーチ氏とワイン造りを行い、優雅で力強いワインを生み出しています。

2019年はジェームス・サックリングで96点、デキャンタ誌にて94点の高得点を獲得したヴィンテージ。「彼女」を意味するキュヴェ名「イッダ(IDDA)」は、シチリア島の人々にとって、厳格ながらも優しく包み込んでくれるようなエトナ火山が「イッダ(IDDA)」と親しまれていることから名づけられています。

グラスに注ぐとチェリーコンポートや熟したラズベリーなどの赤系果実の華やかなアロマが溢れ出します。空気に触れるごとに立ち上る、オレンジ、バラ、トマト、オレガノなどのハーブや石など、ブルゴーニュワインを彷彿とさせる繊細な香りが印象的です。豊かなミネラルの風味を帯びた長い余韻にはフィネスが感じられ、熟成ポテンシャルの高さがうかがえる仕上がりになっています。