ストーム・ワインズ

ピノ・ノワールを愛する男が造る渾身のピノ・ノワール

ストーム・ワインズは2012年ウォーカー・ベイに設立されたワイナリーです。当主のハネス・ストーム氏はハミルトン・ラッセルから独立した醸造家で、自身も生粋のブルゴーニュ愛好家です。ウォーカー・ベイの銘地区である3つの区画「ヘメル・アン・アールデ・ヴァレー」、「アッパー・へメル・アン・アールデ」、「へメル・アン・アールデ・リッジ」において、3種類の異なるピノ・ノワールを栽培しテロワールの個性を最大限に活かした極上のキュヴェを生み出しています。また、この3つの区画の中でピノ・ノワールを生産しているのはストーム・ワインだけです。

区画にはそれぞれ特徴があり、最も海寄りの「ヘメル・アン・アールデ・ヴァレー」はボック・フェルド・シェールと呼ばれる粘土がちな頁岩土壌で、標高は低く比較的温暖な気候です。中間に位置する「アッパー・へメル・アン・アールデ」は風化した花崗岩土壌、「へメル・アン・アールデ・リッジ」はボック・フェルド・シェールと呼ばれる粘土がちな頁岩土壌ですが標高が最も高く冷涼な気候で、「ヘメル・アン・アールデ・ヴァレー」よりも生育が3週間から1カ月ほど遅くなります。それぞれの区画ごとにキュヴェが決まっており、「ヘメル・アン・アールデ・ヴァレー」からは「Verde 　フレダ(アフリカーンス語で平和)」、「アッパー・へメル・アン・アールデ」からは「Ignis　イグニス(アフリカーンス語で火)」、「へメル・アン・アールデ・リッジ」からは「Ridge　リッジ」が生み出されます。醸造での全房使用率は約15％で、熟成にはハミルトン・ラッセルから受け継いだフランソワ・フレール製の小樽を用い、11カ月間寝かせます。造られるワインはいずれも冷涼感あるエレガントなスタイルのピノ・ノワールです。