他の1級畑とは一線を画す高いポテンシャル

デュジャックは、ジャック・セイスが一代で築き上げた、モレ・サン・ドニ最高峰といえるドメーヌです。現在は、息子のジェレミーとアレックが醸造と販売をそれぞれ担当し、実質的にドメーヌを引き継いでいます。

1987年からリュット・レゾネを開始。2001年からは徐々にビオロジックへと移行しており、現在はビオディナミを大半の畑で採用しています。また、完全無除梗による全房発酵がこのドメーヌの特徴でしたが、ジェレミーになってからはヴィンテージに応じて除梗率を変え、以前よりもしっかりとした色合いで、果実味も充実しています。

オー・コンボットは、ラトリシエール・シャンベルタンとクロ・ド・ラ・ロッシュの間にある1級畑で、過去にグラン・クリュ昇格の提案があったほど、他の1級畑とは一線を画す高いポテンシャルを持ちます。

斜面下部にはシャルム・シャンベルタンが位置し、ジュヴレらしいストラクチャーを備えています。カシスリキュールやチェリーのような果実の香り、新樽熟成によるバニラのアロマが調和しています。口当たりはソフトで、ふくらみのある味わいですが、口中に広がるアロマは果実味に富み、コショウのようなスパイシーさも感じられます。

ジュヴレの個性ともいえる力強いタンニン分よりも、造り手による豊かな味わいが強く感じられる逸品です！

品種	ピノ・ノワール100％
色・タイプ	赤・ミディアムフルボディ
生産国・地方	フランス、ブルゴーニュ地方、ジュヴレ・シャンベルタン村
容量	750ml
原語	Domaine Dujac Gevrey Chambertin 1er Cru Aux Combottes