フルーティで軽やかなピノ系品種

ツァーヘル家は3世代にわたってワイン造りを行ってきた歴史があり、ウィーンでも最も有名な畑「ヌスベルク」を所有しています。2000年から有機農法を実践しており、2017年にはユーロリーフを取得、2018年にはデメター認証も取得しました。

ザンクト・ラウレントは、ピノ・ノワールとの自然交配で生まれたとされる黒ブドウ品種で、Pinot St. Laurentとも呼ばれています。8月10日のSt. Lawrence Dayの頃にブドウの実が色づき始めることから名付けられました。ピノ・ノワールに似た果実味と酸を持ち、高い熟成能力も秘めています。

ウィーンの南にあるシングルヴィンヤード「マウアーベルク」のブドウを使用。上品な赤系ベリーや強いチェリーの果実と、キメ細かいシルキーなタンニンが口内を満たし、酸味が美しく溶け込んだフルーティな余韻が心地よく続きます。軽やかでありながら、地味深さと奥行きも感じられる上質な味わいです。