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投稿日:2017年10月14日
一口飲めば、堅実で真摯な造り手というのが伝わってきます。 早飲みしたのでナッツ感はまだまだ感じとれませんが、強い、びっちり詰まった、比重の大きい柑橘、大輪のユリの花、樽から来るヴァニラ、ほんの少しのバター、そして、柑橘や若いパイナップルの酸と苦み。 さっと香りをかぐと陽性でカリフォルニアのシャルドネのようですが、きりっとしたミネラル感が厳しさを伝えてきて、どの国のシャルドネ?と聞かれたら、みなさん、「フランス!」と答えると思います。それぐらい典型的なブルゴーニュ白。 本格フレンチと合わせたいですね。抜栓は2019年以降で。笑
酸味よりは果実味が感じられる味わい。苦みも控えめで、楽しくニコニコと泡を飲みたい気分のときにはもってこい。アリゴテのせいもあるのでしょうか、ラムネのようなうまみも加わっているのが嬉しいです。 とはいえ、ひたすらチャーミングかというとそうでもなく、さすがミクルスキ、綺麗なミネラル感が全体を物静かに統合しています。 ニコニコ飲み始めるものの、この気品に気づいてしばし尊敬の念から寡黙になる――そんなクレマンです。
投稿日:2017年10月11日
滑らかさよりは鮮やかさ、静けさよりは賑やかさを求める人・シチュエーションにお勧めです。 白い花、ぺトロール香、リースリングらしい酸味・・・どれもがくっきり明瞭に出てきます(それゆえ、おしとやかさを求めていた僕はおすすめ度を3にしてしまったのですが)。 まだまだ自尊心の強い、若い歌姫、といったところでしょうか。
投稿日:2017年09月30日
若さがいい、若さが! 巨峰のような魅惑的な紫色から、黒ブドウ、プルーン、ブラックベリーの濃厚な味がぴちぴち飛び跳ねて出てきます。タンニンはすでになめらか。 これがもっと新しいヴィンテージですと、アリアニコのザシザシしたタンニンの王国(それはそれで好きな人には嬉しいのですが)。 一方、90年代の古いヴィンテージですと、いかにも熟成した大人な感じ。 ちょうど中間を求める人にイチオシです!
投稿日:2017年09月11日
有名なガヤ「ヴィスタマーレ」と同じ、ヴェルメンティーノとヴィオニエのブレンドです。 ジャスミンとキンモクセイ、レモンが華やかに香ります。苦味、柔らかい酸、わずかな発泡感、舌に軽く乗って膨らむ蜜、鼻腔に抜けていく甘く爽快な香り。吟醸酒に、オレンジピールの苦味をきかせたような感じです。飲むと心が山吹色になるのはヴィオニエのせいかな。 もしこれがオヤジなら、清潔感と華とエロさが同居した相当ダンディなオヤジであるといわねばなりません。 かなり強烈なオヤジなので、一人一本飲み切るのは大変かも。3〜4日かけてゆっくり減らしていってもいいと思います。
2000年ヴィンテージがとても素晴らしかったのですが、ついに在庫が無くなりしょんぼりしていたら、この2010年が現れました。 金柑、蜜、ぺトロールにセージの魅惑的な香りと、分厚い味と苦み、そのくせするーっと流れていく感触。最後に、金柑の黄金色が舌の上にペタッと乗っかった余韻が残ります。 私は鯛しゃぶに合わせましたが、ワイン単体のときにはあまり意識しなかった甘みが現れてきて、食べ物の味と溶け合いました。 2000年に負けない味わいです。
投稿日:2017年09月06日
まさに解説のとおりの香りと味わいです。たしかに花束を抱えたような雰囲気。そこに少しだけシュワっとラムネを口に入れたような感覚が加わります。 暑い夏の、日曜日にぴったり。 …と思ったけれど、コクもあるので、秋の空を眺めながらゆっくり飲むのもお勧め。 ぎんぎんに冷やしても香りが芳醇に立つので、冷やしぎみからスタートしてグラスの中で少しずつ温度を上げるのが良いと思います。
ブルゴーニュのピノ・ノワールより濃い、赤黒い色調。ボジョレー・ヌーヴォーのようなフレッシュ&チャーミングでもない。 酸味も抑えぎみで落ち着いた大人のお酒って感じ。若飲みではないガメイの魅力がたっぷりです。それだけ飲んでも美味しいですが、鴨の皮目からじっくり焼いたシンプルなソテーに超絶合いました。
ワイン教本によると、シュナン・ブランは飲み頃の温度設定が難しく、また、栓を抜いた直後はなかなか香らないとのこと。 そこで、少し冷やしぎみで、ブルゴーニュグラスのような大きめのグラスに入れ、ゆっくりじっくり飲みます。 しばらく待っていると、マスカットとカリンとハチミツの香りが元気よく立ち上ってきました。う〜ん、いい香り。 味わいは、さわやかな中にもしっかりとした甘みが感じられ、酸味と甘みのバランスが幅広い料理との相性の良さを演出してくれます。 レモンとピーナッツオイルと塩であえたオニオンスライス、生ハム、アスパラの炒め物、ベーコン、目玉焼き、コンテ、どれとも素敵な取り合わせでした。 何度飲んでも美味しいヴーヴレイ。 ハーフボトルなのも便利。スポン!と開けて気軽に飲もうという気になれます。
投稿日:2017年09月02日
ワインの味わいの表現にブドウを引き合いに出すなとプロからは怒られるが、香り&味といい、少し黄緑がかった色調といい、まさにマスカット。そこに若草とぺトロール、加えてちょっぴり白桃のニュアンス。決してくどくない甘みがしっかり感じられる。 モネの「日傘の女」のように、生命力と静けさと気品が同居したワイン。 お勧めは桃モッツアレラとのマリアージュ。香りが似ていて、す〜っと同化していくさまが素晴らしい。意外だったのは、厚揚げとかつお節と牛肉との相性の良さ。 月に一度ぐらいは飲みたい。