力強さ、深く魅力的な香りを持った2008年

シャトー・マルゴーの復活は、1977年にメンツェロプロス家がシャトーを買収したことから始まります。さらに1983年の総支配人就任以来、シャトー・マルゴーの品質をひたすら高めた人物としてもっとも有名なのが「ポール・ポンタリエ」。彼の功績もあり、80年代に造られたすべてのボルドーワインよりも優れた品質を誇るとまで言われました。

2008年は、涼しい夏となり、雨が幾度となく降りましたが、9月に乾燥した日が続いたことにより、しっかりと熟したブドウを収穫することができました。

良年2004年と同様の深く魅力的な香りがあります。メルローがワインに力強さや肉付きの良さを与え、カベルネ・ソーヴィニヨンがいきいきとした印象を残します。また、良質なタンニンが引き締まったテクスチャーを生み出しています。

傑出した力強さ、濃密で芳醇な味わいが素晴らしい、クラシックな仕上がりです。

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