複雑さと深遠さが感じられる秀逸な赤

リオハワイン発祥の地であるリオハ・アラベサの中でも、古くからの伝統的主要産地であったランシエゴ村に本拠地を構えるエル・モソ・ワインズ。1980年セザレオ・コンパニョン氏によって創業され、現在は孫娘にあたるイチャソ・コンパニョン氏が、実家に戻り100％ドメーヌとしてワイン造りと販売を始めました。

バスク語でマラスピエドラスとは「bad stone=悪い石」を意味し、標高の高い石ころだらけの痩せた土壌の畑から造られることに由来しています。

標高560mにある「El Plano」「Balondo」「Vasconegro」「Anagorio」という樹齢の高い4区画のブドウを使用。品種ごとに分けて醸造され、フレンチ、アメリカン、ハンガリーの樽で澱とともに6～8カ月間熟成されます。SO2は5mg/Lと極少量です。

ブラックベリー、スパイス、スミレ、チョーク系のミネラルの豊かな香り。滑らかなアタックで、フレッシュかつ複雑さと深遠さが感じられます。シルクのようにデリケートで柔らかいミネラルを伴う秀逸な赤ワインです。