スケールの大きさが感じられるマルベック

ガロンヌ河支流に面する標高約80mの丘の頂上に位置するシャトー・ティレ・ペの名は、かつてこの丘を目指して連れられた牛が、きつい斜面を登りきった時の安堵感とともに放った「屁」が由来という、一風変わった名前になっています。その名前とは裏腹に、現在13.5haを所有する当主ダヴィッド・バローは、フランス国内で最も注目を集める才能ある若手のうちの一人と言われています！

栽培はビオロジックで、収穫量は30～35hl/haと低収量。平均樹齢35年のブドウを使用し、16カ月間樽熟成後、瓶詰めしリリースします。

黒系ベリーやスミレの花の香りに、クローブのような甘くスパイシーなニュアンスを感じる、ふくよかな口当たりです。凝縮した力強い果実味が口いっぱいに広がり、豊かなタンニンが余韻へと長く続くスケールの大きな赤ワインです。