サン=テミリオン第一特別級B ボー=セジュール・ベコの品質は、1980年代半ばより非常に向上した。皮肉なことに、ボー=セジュール・ベコは1985年におけるサン=テミリオン・ワインの格付けでは格下げされたのであるが、1996年の格付けでは第一特別級に返り咲いた。ここでは、豊かでフルボディ、しなやかで肉付きのよいワインをつくっている。なるほど、非常によく熟したブドウを収穫し、新樽をたくさん使い、瓶詰めするといった決定が自然と功を奏したらしく、このワインに噛(か)みごたえのある舌触りと、豊かで享楽的な魅力を与えている。このシャトーのコンサルタントを務める醸造学者は、リブルヌの著名なミシェル・ロランである。石灰岩の丘の上にあるこのシャトーは、1985年から、より豊かで、完全で、はっきりと新樽の個性が感じられるような(100%新樽が使用されている)ワインをつくっている。 講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』 メルロ70%、カベルネ・フラン24%、カベルネ・ソーヴィニョン6%