ブレンド比率:メルロ50%、カベルネ・フラン50%
現在の格付けの評価:メドックの第一級に相当する品質
平均年間生産量:ほぼ1000ケース
この小さなポムロルの畑に私はいつも変わらない愛着を感じる。1970年代にラフルールのワインのテイスティングを始めた頃、ここの銘柄について書かれたものは何も見つけることができなかった。しかし、私の小さなテイスティング・グループの中では、このワインはどこを取ってもペトリュスに優るとも劣らない抗しがたい魅力があるという結論に達することが多かった。(中略)
確かなことは、ラフルールは依然として、常にペトリュスに迫り、時にはそれを凌駕することさえできるポムロルで唯一のワインであるということだ。かつて、ジャン=ピエール・ムエックスでさえそれを認めたことがある。ラフルールがどの点でもペトリュスに匹敵する並外れたワインであることを知ることができるまで、何度も2つのワインを並べて味わうことができた私は幸運だった。アロマの観点から言えば、ラフルールは多くのヴィンテージでペトリュスよりも複雑である。これは間違いなくカベルネ・フランのおかげである。
また、ラフルールは偉大さの多くをその土壌に拠(よ)っている。深い砂利質の土壌は鉄分に富み、いくらかの砂が混じるが、また、非常に重要な成分、燐(りん)とカリウムを含んでいることも特徴的である。ロバン姉妹の父がラフルールのモットーとしていた「質は量に優る」を反映して、生産量は昔からごく少ない。
(中略)だが、適切な専門的パラメーターの範囲内でつくられるようになっても、ラフルールはボルドーの最高水準に照らしても最も個性的で、エキゾチックで、偉大なワインである。これはポムロルのみならず、全世界で、の話である。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』