「ティエノー」を完成させた､大地の個性と人の個性

シャンパーニュ地方で20年近くの間、ワインの仲買人をしていたアラン・ティエノー。それぞれのクリュの最大限の表現を絶えず求めて、丘陵地帯のブドウ畑をくまなく歩きながらその知識を深めていました。「ティエノー」を起ち上げたのは、有名なメゾンから、希少で質の高いブドウだけを栽培者の元から手に入れて欲しいと招き入れられたことがきっかけ。その経験から自身のメゾンをつくりたいという夢を育み続け、1985年に思い切ってメゾンの設立を成し遂げました。

アラン・ティエノーは、長年培ってきたブドウ栽培者たちとの定着した有利な関係をもとに、独自の供給ルートを手に入れます。シャンパン・ティエノーは量より品質を、保守主義よりも創造性を重んじながら、偉大なメゾンの中でその地位を築き上げました。今では、メゾンの指導者でアンバサダーを務める息子スタニスラスと娘ガランスに経営を委ね、彼らの傍らで知識と秘訣を伝授。その家族経営の理念と際立つスタイルには、独自の風格が漂っています。

影響力のある評論家たちに支持されるティエノーのプレミアム・シャンパンは、世界中で選り抜きの流通ネットワークに恵まれています。古典派ティエノー・シャンパン・コレクションでは3つのキュヴェをラインアップ。ティエノー・ブリュット、ティエノー・ロゼ、そしてティエノー・ヴィンテージ。全てのカーヴから4年から8年間熟成され、最も洗練されたスタイルに仕上がっています。