リッジ・ヴィンヤーズRidge Vineyards天才醸造家ポール・ドレーパーの象徴天才と謳われる醸造家、ポール・ドレーパーがCEO兼最高醸造責任者を務めていたのが、カリフォルニア州名門ワイナリーの「リッジ・ヴィンヤーズ」です。ポール・ドレーパーは、2015年の「醸造家が選ぶ最も尊敬する醸造家」に選ばれるという快挙を達成(他はDRCのヴィレーヌやミシェル・ロランなど)。他にもワイン・スペクテイター誌から生涯功労賞を贈られるなど、多くの功績を残しています。2016年に醸造家としての一線は退きましたが、現在は取締役会の会長としての責務を果たし、世界でも最高の部類に入るリッジの醸造チームを最大限支えています。 ワイナリーへの名声は、アメリカ国内のみならず、ヨーロッパにも轟いており、世界最高峰のワインを安定的に造り出す醸造所として、絶え間ない称賛を浴びています。1976年の「パリスの審判」でも、そして30年後の熟成試飲でも、リッジはその実力を世界に知らしめました。 リッジの特徴は、何と言ってもカリフォルニアでは稀にみるエレガントさと、桁違いの高い熟成能力を備えている点です。彼らは「その土地らしさ」を表現する事にこだわり、有機栽培や天然酵母等、極力自然な醸造方法を遵守しています。まさにリッジだからこそ到達できる、至高の味わいなのです! パリスの審判1885年からの歴史を持つカリフォルニアのリッジ・ヴィンヤーズが、一躍世界の注目を浴びるようになったのは、ワインの歴史を変えるターニング・ポイントとなる、1976年にパリで開かれた「パリスの審判」。当時まったく評価されていなかったカリフォルニアワインと、世界の頂点に君臨するフランスワインを競わせたこの会で、フランスの圧勝が予想される中、赤白両部門ともにカリフォルニアが1位を獲得したのです! これはワインの歴史を塗り替えました。そして、その中にリッジのワインの名前もあったのです。 しかし、その結果に納得をしなかったフランス側は、「カリフォルニアワインは熟成できないだろう」と、30年後に熟成させた同銘柄ワインでの再戦を希望しました。 2006年、ついに歴史的出来事が起こります。なんと、30年前と同じワインを十分に熟成させた状態で競わせたところ、1位から5位までをカリフォルニア赤ワインが独占し、さらに圧倒的な大差で1位に輝いたのが、「リッジ・モンテベロ1971」だったのです! こうしてリッジは、カリフォルニアワインが美しく熟成するだけではなく、熟成のピークに達したボルドー1級シャトーをも凌駕するポテンシャルを備えていることを、世界中へ証明したのです! |
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