ブドウのポテンシャルを引き出す丁寧なワイン造り

1968年に創立されたソラリアは、モンタルチーノの北東側に約50haの土地を所有し、約10haのなだらかな傾斜の畑は、全てカンティーナに隣接しています。オーナーであり醸造家であるパトリシア・チェンチオーニは二人の娘をもつ母親でありながら、祖父の畑を引継ぎ、ワイン造りのすべての仕事を取り仕切っています。ブドウのポテンシャルをしっかりと引き出すという、基本的で最も大切な行程を丁寧に行なっています。

畑の区画ごとに葡萄を仕込み、熟成期間の1年目には液体の状態をチェックしながら、大樽やバリックの旧樽を使い分け熟成させています。樽の中での状態のより良いものをブルネロとし、さらに熟成させます。

いきいきとした果実香と古いオークの香りが広がり、良質なタンニンが堅固な骨格を形成しています。ジューシーで長い余韻が続き、複雑さとフィネスを感じる仕上がりとなっています。